S7使用構築【最終29位,92位】
S7お疲れ様でした。
エースバーンのリベロ解禁から環境が目まぐるしく変わり、今までの構築が通用しない環境になり、一から構築を組み直しました。
結果、最終二桁を取ることが出来たので記事として残したいと思います。
【使用構築】
【構築経緯】
S7から台頭したエースバーンを後出しから止めることが出来るHBオボンギャラドスに注目。固いギャラドスがいればエースバーンに弱いたべのこしカビゴンも自然に採用することが出来た。上記二体は初手性能が微妙なので初手に出して強い且つダイマックス性能が最低限あるポケモンとして、こだわりスカーフエースバーンとこだわりメガネトゲキッスを採用。残り二体はトゲキッスと一緒にドヒドイデ絡みの受けを崩してもらう剣舞ドリュウズと格闘の一貫を切れて一貫を作りやすい特殊珠ドラパルトを採用して構築を完成とした。
【構築詳細】
ドラパルト-いのちのたま
特性:すりぬけ
性格:ひかえめ
実数値:163-x-96-167-95-194
努力値:0-x-4-252-0-252
技構成:りゅうせいぐん/シャドーボール/10まんボルト/おにび
・CS特化
高いすばやさからサイクルを回した後にエースとなれる特殊珠で採用。調整はいのちのたまギャラドスを意識したものを施していたが、対戦でミリ耐えをされる場面が多く存在したため、Cに特化した。技構成はタイプ一致技の二つと水タイプに打ち、EFが強い「10まんボルト」、ダイウォールの元技となり、タイプの変わったエースバーンに打つことができ、「ふいうち」をすかすことが出来る「おにび」を採用した。炎打点は構築上足りており、鋼タイプには「おにび」か「シャドーボール」を打てるので優先順位が低かった。
カビゴン-たべのこし
特性:あついしぼう
性格:のんき
実数値:257-131-128-87-139-45
努力値:172-4-252-12-68-0
技構成:からげんき/シャドーボール/あくび/まもる
・H 16n+1
B 特化
C D-1パルシェンをシャドーボールで98.4%の乱数2発
D 余り
後述するギャラドスと合わせることでS6までの性能を引き出すことが出来る。終盤の環境ではカビゴンが多少増加傾向にあったとはいえ、軽視されているケースが多く初手ダイマックスに対して後出しからダイマックスを枯らして対戦を有利に進めることが出来た。物理環境なので「おにび」を被弾する回数が多かったが、影響が少ないことから現環境で一番腐りにくいカビゴンであると感じた。受けるのが困難なリザードン入りには初手に置いて「あくび」を入れることでダイマックスと引きの両方に対応していく。アシレーヌやラプラスの「みがわり」を割るためにゆうかんA振りでの採用も検討したが、Bに補正をかけていないカビゴンが想像以上に柔らかかったためのんきで採用した。「シャドーボール」はドラパルトに打つのは勿論、ミミッキュのばけのかわを破る際にアッキのみを発動させない点がとても偉く、それで拾った対戦も何試合かあった。
トゲキッス-こだわりメガネ
特性:てんのめぐみ
性格:ひかえめ
実数値:173-x-115-181-135-127
努力値:100-x-0-196-0-212
技構成:エアスラッシュ/マジカルシャイン/かえんほうしゃ/くさむすび
・S +1状態でエースバーン+2
経緯にも書いた通り、初手性能があり終盤ダイマックスしても強いポケモンとして採用。カバルドンの増加から構築内にカバルドンを一撃で倒せる技が一つもないのは心許ないと感じ、こだわりメガネの「くさむすび」持ちにした。「エアスラッシュ」の押し付けが他の持ち物と段違いでダイマックスしないトゲキッスの中では一番強力な型であると感じた。統計は取っていないが、結構な確率で初手に置いていて、ダイマックスを誘ったり、怯みで突破したりと確実な活躍をしてくれた。
ドリュウズ-じゃくてんほけん
特性:すなかき
性格:いじっぱり
実数値:185-205-90-x-85-131
努力値:0-252-76-x-0-180
技構成:じしん/アイアンヘッド/ロックブラスト/つるぎのまい
・A 特化
S 最速アーマーガア抜き
B 余り
増加していたドヒドイデ入りを崩す枠として採用。アーマーガアか特性てんねんのポケモンがいない限りは受け側に大きな圧力を与えることが出来る。受けを崩す都合上、火力不足はよくないと思ったのでAは特化、アーマーガアにも掴めるように最速アーマーガア抜きまでSを伸ばした。「ロックブラスト」はチイラのみミミッキュの「みがわり」を貫通しながら突破することができ、とても有用な技だった。持ち物は発動機会が減るかもしれないと思ったが、ほかに持たせる持ち物もなかったのでじゃくてんほけんを持たせた。
ギャラドス-オボンのみ
特性:いかく
性格:わんぱく
実数値:185-145-135-x-120-127
努力値:116-0-188-x-0-204
技構成:たきのぼり/とびはねる/りゅうのまい/まもる
・H 6n-1
S +1状態でエースバーン+2、トゲキッスと同値
B 余り
HBに厚く、エースバーンを受けることを意識したギャラドス。このようなギャラドスには「でんじは」を採用することが多いが、ダイジェットを打ってくるポケモンはラムのみを持っていることがあること、2回ジェットを積まれるとあまり意味のない技になってしまうこと、ギャラドスの単体性能が上がらない技であることを踏まえ、採用を見送った。「たきのぼり」と「とびはねる」はダイマックスする上で必須級の技で、「りゅうのまい」は有利対面を作った時に打って全抜きすることに使い、「まもる」は様子見やトリル、おいかぜ、相手のダイマターン枯らしに使うことが出来た。相手のエースバーンやギャラドスはこちらのギャラドスに対する最高打点が「とびはねる」であることが多いので「りゅうのまい」→「まもる」と動くことでダメージ0でギャラドスの性能を高めることが出来た。
エースバーン-こだわりスカーフ
特性:リベロ
性格:ようき
実数値:155-168-96-x-95-188
努力値:0-252-4-x-0-252
技構成:かえんボール/とびひざげり/アイアンヘッド/とんぼがえり
・AS特化
裏のサポート次第で全抜きを狙っていけるような構築や、初手で様子見が必要と判断した試合で選出した。エースバーンの相手のダイマックスを誘う性能から「とんぼがえり」→ギャラドスorカビゴン引きという動きはとても強力で、自身もダイマックスして抜いていけることから腐りにくい性能をしていた。技は範囲の広い「かえんボール」、ダイナックルにもなる「とびひざげり」、ミミッキュ、トゲキッスに打つ「アイアンヘッド」、スカーフなら必須の「とんぼがえり」でこの構築においては完結している。選出機会は少なかったが、選出画面における圧力の高さとスカーフ+クッション+崩しの使い慣れた並びを崩したくない気持ちから抜けることはなかった。
【選出】
・トゲキッス+ドリュウズ@1
受け構築に対する選出。ドヒドイデドリュウズ対面を作りそこから頑張って崩す。
本構築ではこれ以外にこれといった選出はなく、きついポケモン、刺さっているポケモンを判断しながら選出を決めていく。特にカバルドン入りには初手トゲキッスを投げることが多かった。
【結果】
Philosophyz' 2087 29位
Nautilus 2055 92位
【最後に】
ここまで読んでくださりありがとうございました。
朝7時くらいに21位から潜ったのですが負けてしまい悔しさが残るシーズンとなりました。S8はおそらく環境がまた変わると思うので強い構築を見つけて頑張っていけたらいいなと思います。
質問があれば、Twitter @hama_rin__ までよろしくお願いします。