S19使用構築【最終5位/6位 R2170/2165】
S19お疲れ様でした。
伝説環境で初めていい結果を残すことが出来たので、公開します。
バンビーさんも同じ構築を使用し、2人でいい成績を残すことが出来ました。構築の強さを証明できる結果になったと思います。是非最後まで見てください。
【使用構築】
【構築経緯】
S19はミライドンを使いたいと思い、ずっと構築を考えていた。
様々な型を使った結果、相手の上から行動が出来、周りの削りと合わせて一貫を作る動きがしやすいこだわりスカーフ型で採用。
ミライドンが呼ぶ地面タイプに強く、相手に負荷をかけていけるパオジアンも採用。地面タイプに受けだすことが多かったのできあいのタスキではなく、こだわりハチマキを持たせた。
次に相手の特殊禁伝に受けだせる駒としてディンルーを採用。
ここまでで重いコライドンとザシアンに対して投げるキョジオーン、その物理禁伝の周辺にいるハバタクカミ、ガチグマに強いアーマーガアを採用。
水テラスキョジオーンだけでは「つるぎのまい」コライドンに対して不安が残ったのでハバタクカミを入れて完成とした。
【構築詳細】
ミライドン-こだわりスカーフ
特性:ハドロンエンジン
性格:ひかえめ
テラス:みず
実数値:203-x-121-205-136-159
努力値:220-x-4-252-4-28
技構成:イナズマドライブ/りゅうせいぐん/テラバースト/ボルトチェンジ
C ガチ特化
S 準速テツノワダチ抜き
HB パオジアンの+2「ふいうち」確定耐え
ウーラオス水の特化こだわりハチマキ「インファイト」確定耐え
HD C205ミライドンのテラス「マジカルシャイン」62.5%で耐え(目安)
構築の軸。
後出しからの対処が非常に難しい黒バドレックスを上から縛れるこだわりスカーフ持ち。ミライドンを軸にすることで相手の選出が分かりやすく、プレイングが見えやすかった。
地面タイプを縛りやすく、パオジアンの氷技に耐性を付けられる水テラス。最終盤に増えていたテツノワダチに非常に強く、環境と噛み合っていたように感じる。「テラバースト」を一貫させる立ち回りや、先に地面を崩した後に「イナズマドライブ」を通すなど立ち回りの幅が増える技だった。
ここまで耐久に振ることでほかのポケモンから後出しする選択肢が生まれ、その後ミライドンの圧倒的火力を押し付ける動きが強かった。
構築をサイクル構築にすることで後ろからミライドンを展開することが出来、相手にテラスを吐かせたり、数を減らすことでこだわりミライドンの弱点である択の場面を減らしやすかったと思う。
技選択は非常に難しいが、強くてかっこよくて使いやすい最高のポケモンだった。
パオジアン-こだわりハチマキ
特性:わざわいのつるぎ
性格:いじっぱり
テラス:あく
実数値:155-189-118-x-85-170
努力値:0-252-140-x-0-116
技構成:つららおとし/かみくだく/こおりのつぶて/ふいうち
A ガチ特化
S とつげきチョッキミライドンを抜けていそうなライン
B 地面に後出しする機会が多いため余り全て
ミライドンの相棒。
「パオジアンで地面にテラスを切らせる」、「パオジアンで地面を倒す」の両方でミライドンの通りをよくすることが出来る。また、ミライドンが重い「めいそう」でDを上げてくるルギア、ルナアーラなどに超火力物理で破壊することが出来る。
サイクル有利を作りやすくするためにAは特化しBにも振った。これによって地面タイプへの受けだし回数を増やし、受けることが難しい火力を押し付けることが出来た。後述するキョジオーンを合わせた時は、数的有利を取った後にTODの勝ち筋を作りやすかった。
テラスは地面の裏に水がいるときにテラス込みで圧力をかけやすいように悪。
今までの構築で入っていることが多いポケモンだったので非常に使いやすかった。
ハバタクカミ-きあいのタスキ
特性:こだいかっせい
性格:おくびょう
テラス:ノーマル
実数値:131-x-75-187-155-205
努力値:4-x-0-252-0-252
技構成:ムーンフォース/シャドーボール/ほろびのうた/まもる
S 最速コライドンに同速勝負が出来るように最速
対コライドンポケモン。
キョジオーンや、ミライドンの水テラスと合わせることでコライドンの技の一貫を切ることが出来る。
「ムーンフォース」は確定。テラスしたコライドンにダメージを稼ぐために「シャドーボール」。残り二つの技は、「こごえるかぜ」や「ちょうはつ」など色々な技を試したが、数的有利を取って、襷が残っていたり、裏が倒されない時に確実な勝利を手にすることが出来る「ほろびのうた」+「まもる」にした。この二つの技が非常に偉く、コライドン以外の構築に出した場合でも役割を見出すことが出来た。また、キョジオーンの「しおづけ」や「まもる」とも相性が良く、構築に噛み合っていた。
相手の構築にディンルーがいる場合は、崩すためにパオジアンを選出することが多いが、それ以外の地面枠の場合は、カイリューやウーラオスの技の一貫を切ることが出来るので積極的に選出した。
テラスはあまり切る機会はないが、黒バドレックスやルナアーラの一致技を無効にできるノーマル。びっくりさせることは出来たかなと思う。
キョジオーン-たべのこし
特性:きよめのしお
性格:わんぱく
テラス:みず
実数値:207-120-198-x-110-58
努力値:252-0-236-x-0-20
技構成:しおづけ/みがわり/まもる/じこさいせい
B 11n
S 余り(同族意識)
コライドン、ザシアンに初手から展開を作っていく塩。
テラス込みで物理禁伝にかなり強く出ることが出来る。ミライドンが動きづらい禁伝に強く相性が良かった。数は減っていたがホウオウにも強いのが評価点。
久しぶりのキョジオーンだったが、「しおづけタイミング」の勘は衰えていなく、サイクルを有利に運ぶことが出来た。「みがわり」を入れることでミライドン、パオジアンの超火力で数的有利を取った後にTODをすることが出来、こだわりポケモンの弱みである積みポケモンにも対処できた。
テラスは物理禁伝に強くなれる水。コライドンにはキョジオーン+ハバタクカミで定数ダメージを稼ぎながら突破することを考えていたが、最終盤に電気テラスが増えていたのは誤算だった。晴れを枯らす程度に粘ることは出来るので即負けというわけではないがかなり厳しい戦いを強いられた。
アーマーガア-オボンのみ
特性:プレッシャー
性格:なまいき
テラス:ほのお
実数値:205-107-126-x-150-64
努力値:252-0-4-x-252-0
技構成:アイアンヘッド/とんぼがえり/ちょうはつ/はねやすめ
HD 特殊を相手にするので特化
キョジオーンの相棒。
コライドン、ザシアン軸をキョジオーンで見ようとするとガチグマとハバタクカミが重かったので対策として採用。ミライドンとの相性も良かったので、使ってみたらかなり良い使用感だった。
特性のプレッシャーがかなり偉く、伝説の技は強力すぎるが故にPPが少ないので枯らすことが出来た。これが特に活きるのがテラパゴスで、「ちょうはつ」と合わせることで、「テラスを強要しながらPPを減らす」ということが可能である。
特段強いポケモンではなかったが、構築には欠かせない最後のピースだったと思う。
テラスは炎。あまり切らないので言うこともない。
ディンルー-とつげきチョッキ
特性:わざわいのうつわ
性格:いじっぱり
テラス:フェアリー
実数値:231-178-146-x-129-68
技構成:じしん/カタストロフィ/がんせきふうじ/テラバースト
A 特化
S ミラー意識
D 余り
ミライドン、黒バドレックスに選出するポケモン。
圧倒的数値とタイプによりトップメタの禁伝2体に強く出れるのが唯一無二すぎた。「テラバースト」を採用することにより、ディンルーを破壊しにくるパオジアンやウーラオスを逆に倒すことが出来た。「がんせきふうじ」はミライドンとよく組まれているエレキシードオオニューラの飛行テラスをこちらのミライドンと合わせてケアするための技。テラスなしでカイリューを削ることが出来るのも偉い。また、「めいそう」を持っている黒バドレックスは吸収技込みでミライドンで縛ることが出来ないので、S操作してパオジアンで倒す場面がかなりあった。
テラスはフェアリー。「テラバースト」のタイプで一番強く、テラスした後でもミライドンと合わせて相手のミライドンの一貫を切ることが出来る。
【選出】
・対黒バドレックス
ミライドン+ディンルー+パオジアン
対黒バドレックスの選出。ミライドンはS勝ちしていて、パオジアンも高火力先制技を持っているのでバドレックスには非常に強い選出。万遍なく削られた後に「りゅうのまい」を持っているカイリューを出されるとかなり厳しいが、バドレックス+ディンルー+ウーラオスのような選出にはいい勝率が出せていた。
・対ミライドン
ディンルー+ミライドン+パオジアン(ハバタクカミ)
初手にミライドンミラーが出来てしまうと、相手がこだわりスカーフで且つ、フェアリーテラスで敗色濃厚となってしまうのでディンルーを初手に置く。パオジアンやウーラオスが初手に来てしまった場合は、仕方なくディンルーにテラスを切って対処する。相手の型や行動次第で勝ちも負けもあるので、集中して臨むことが重要。相手の地面枠がディンルーじゃない時は、ミライドン、ウーラオスの一貫を切るためにハバタクカミを選出することもある。
・対コライドン
キョジオーン+アーマーガア+ハバタクカミ
「しおづけ」で少しずつ削りながらサイクル有利にしていく。相手を削る手段が「しおづけ」とハバタクカミの攻撃技しかないと思っていいので長い試合になりやすい。
・対ザシアン
キョジオーン+アーマーガア+ミライドン
コライドンと同じように削りながらミライドンの一貫を作っていく。
・対ルギア、ルナアーラ
ディンルー+パオジアン@1
ディンルーで相手を削ってパオジアンを通していく。キラフロルがいるときは基本的にミライドンを投げる。いない時は、刺さってるポケモンを選んで投げる。
・対白バドレックス
パオジアン+キョジオーン@1
白バドレックスに悪テラスパオジアンが非常に強いので初手に合わせていく。ガチグマがいる場合はアーマガアを選出する。それ以外の場合は基本的にミライドンを出す。
【重いポケモン】
・電気テラスコライドン/コライドン+アーマーガアに打点がある特殊(フシギバナ、タケルライコ等)
水テラスキョジオーン+ハバタクカミ+アーマーガアに一貫する打点があるので本当に厳しい。
・ミライドンorバドレックス+「りゅうのまい」カイリュー
選出がカイリューにかなり薄いので出されると厳しい。アーマーガアとキョジオーンで選出を抑制出来てたら嬉しい。
【結果】
hama TN スカーレット 最終5位 R2170 77-21
バンビー TN バイオレット 最終6位 R2165
【最後に】
S18は構築の完成度、プレイング共にクオリティが低くいい結果が出なかったのでS19で巻き返すことができてよかったです。キョジオーンを使うシーズンはいい結果が出ることが多いので今期もその流れに乗ることが出来ました。かなり勝率も良く、構築完成度とプレイングを極めた結果かなと思います。特に構築完成度に関しては、1桁が2人ということで、レベルが高いものになりました。
来期以降もこのような結果を残せるように頑張ります。改めてS19お疲れ様でした。
レギュF使用構築【S14最終7位 S15最終10.17位】
レギュFお疲れ様です。
まだ最終シーズンの途中ですが、レギュレーションFではもう使わないと思うので公開します。
【使用構築】
【構築経緯】
テラスタル込みで出し負けがほぼ存在せず「ブラッドムーン」+「しんくうは」の対面性能、「ブラッドムーン」+「あくび」でのサイクルへの負荷をかける性能、「つきのひかり」での詰ませ性能を評価しガチグマを初手置きすることにした。
「あくび」で相手を眠らせた後起点にする駒としてハバタクカミとウーラオスを採用。この2体は攻めの相性が良く(ハバタクカミに強い鋼テラスはウーラオスに弱い等)、単体性能も申し分無かった為、ここまでを基本選出とした。
この選出は、新ポケモンで一番勢いがあったブリジュラスに対応できるポケモンで固められていたので汎用性が高く、幅広い構築に基本選出が出来る。
ここまでで、ラティオス・ラティアス・水オーガポンが非常に重かったので、裏まで崩せる「つるぎのまい」パオジアンを採用。上記ポケモンがいる場合にウーラオスかハバタクカミの代わりに選出することにした。
基本選出+パオジアンで崩せないのが、ドヒドイデ入り・キョジオーン軸・受けループだったためこれらの構築に対抗策を持てるカイリュー、オーガポンを採用して構築完成とした。
【構築詳細】※採用順
シーズンを重ねる毎に細かい構成の変更があったため、最終的な型を書いていきます。
ガチグマ-たべのこし
特性:しんがん
性格:ずぶとい
テラス:どく
実数値:220-x-165-155-108-57(S0)
努力値:252-x-52-0-204-0
技構成:ブラッドムーン/しんくうは/あくび/つきのひかり
HB A204カイリューの「スケイルショット」+「けたぐり」の瀕死率12.34%
HD C198ガチグマのテラス「ブラッドムーン」瀕死率6.3%
S 最遅ラグラージ抜かれ
構築の核となるポケモン。
経緯にも書いた通り、ほとんどの構築に初手投げしてテラスを切ってでも有利を作りに行く。元タイプが地面タイプであることから初手に来やすい耐久振りハバタクカミの「でんじは」に滅法強く、確率に左右されない安定した展開を目指していける。また、相手の攻撃を受けて「あくび」を打つ展開が殆どであるこのポケモンがたべのこしを持つことで、相手は眠るかガチグマにもう一度行動されるかという選択を迫ることが出来る。
初手から来やすいきあいのタスキパオジアン、ウーラオスに対して「ブラッドムーン」+「しんくうは」+「つきのひかり」で体力を満タンにして突破し裏に「あくび」を入れるという動きが理想ムーブであまりいない技構成ではあるが、非常に強力だった。
レギュFの環境が進むにつれてメタが進み、特に「マジカルフレイム」+「ちょうはつ」や「めいそう」+「ミストフィールド」のハバタクカミには苦しめられた。それでも初手としての安定感は申し分なく、3シーズンの試合合計で9割は初手投げしていたと思う。
テラスタイプは、ハバタクカミ・ウーラオス・パオジアンに弱点を突かれにくく、フェアリーと格闘に耐性が付く毒。これにより「どくびし」の回収も行うことが出来、「どくびし」を撒くことをコンセプトにした構築には裏のカイリューと合わせてかなりの勝率を維持していた。
ウーラオス(れんげきのかた)-パンチグローブ
特性:ふかしのこぶし
性格:いじっぱり
テラス:どく
実数値:195-198-133-x-81-121
努力値:156-236-84-x-4-28
技構成:すいりゅうれんだ/ドレインパンチ/アクアジェット/つるぎのまい
HB A189パオジアンの抜群「テラバースト」瀕死率31.2%
HD C176テツノツツミの「フリーズドライ」瀕死率18.7%
A 11n
S S16になりS119のウーラオスがかなり増えたため、そこ意識
この構築のダブルエースの一角。
特別な事情がない限りは殆どの構築に選出する。ガチグマの「あくび」や自身のテラスで「つるぎのまい」をしてカイリューさえも倒しに行く。ガチグマとウーラオスの選出率がずば抜けて高く、どちらも毒テラスにすることでハバタクカミへの耐性を構築全体で付けることに成功した。
「すいりゅうれんだ」+「つるぎのまい」+格闘技が後発に来やすいじきゅうりょくブリジュラスに非常に強い。回復を入れることで継戦能力が飛躍的に向上する「ドレインパンチ」とA+2の時にリーチが伸びる「アクアジェット」で技構成は確定。
テラスタイプはミラー構築で一番強い毒。
似たような耐性変化で、ラティオスなどエスパー勢にも強くなれる鋼も選択肢に上がるが、格闘技、炎技抜群が痛く、毒との差がエスパーへの耐性のみでエスパー技を打ってくるポケモンは軒並みTier2以下だったのでこのポケモンのテラスを使ってまで対策する必要はないと判断した。
ハバタクカミ-ブーストエナジー
特性:こだいかっせい
性格:おくびょう
テラス:みず
実数値:141-x-99-174-156-182
努力値:84-x-188-148-4-84
技構成:ムーンフォース/シャドーボール/めいそう/みがわり
HB 一致「イカサマ」をみがわりが確定耐え
C +1「ムーンフォース」で等倍無振りウーラオス確定1発
S S110族意識
この構築のエース二体目。
ガチグマ+ウーラオスが不利な展開を強いられるこだわりスカーフウーラオス+カイリュー+こだわりメガネサーフゴーに一匹で強い。基本的にはガチグマの「あくび」からハバタクカミを先に展開することで相手のカイリューにテラスを使わせてウーラオスの通りをよくする。
おそらくガチグマの次に選出率が高い。ウーラオスとの攻めの相性だけでなく、カイリューと選出した時に「アンコール」と合わせて抜いていく展開が非常に強力である。
テラスタイプは「すいりゅうれんだ」と鋼技に耐性が付く水。非常に重いラティハッサムにテラス込みで強いのでこのテラス以外あり得ない。
パオジアン-きあいのタスキ
特性:わざわいのつるぎ
性格:いじっぱり
テラス:ゴースト
実数値:155-189-101-x-85-187
努力値:0-252-4-x-0-252
技構成:つららおとし/せいなるつるぎ/こおりのつぶて/つるぎのまい
AS特化
構築のエースであるウーラオスが不利を取る水オーガポン・ラティラティに強い。このポケモンを採用している構築はサイクル構築であることが多いので崩しの技が必要だった。選択肢は「ぜったいれいど」か「つるぎのまい」だったが、ある程度選出率が高くなることが見込まれたので安定感を重視して「つるぎのまい」を採用した。A+2になった後、問答無用でハバタクカミを縛る「こおりのつぶて」、ブリジュラスにeasy winが出来る「せいなるつるぎ」と一致技の「つららおとし」を採用した。
対面性能と「つるぎのまい」を起点なしで積むことが出来るきあいのタスキを持たせた。これによりガチグマの「あくび」からA+2になった後、一回耐えて上からの攻撃回数を増やすことが出来た。
テラスタイプはゴースト。
カイリューに強い、格闘技に耐性がつく以外の理由はない。
カイリュー-あつぞこブーツ
特性:マルチスケイル
性格:いじっぱり
テラス:ノーマル
実数値:197-204-116-x-121-101
努力値:244-252-4-x-4-4
技構成:しんそく/じしん/アンコール/はねやすめ
A 11n
S 4振りブリジュラス抜き
補完枠。
「どくびし」を撒いてくる構築に対して、裏のポケモンが非常に弱いので毒テラスガチグマと合わせて対策した。「どくびし」を撒いてくるポケモン筆頭がキラフロルであり、「ステルスロック」にも耐性をつけることが必要だったので持ち物はあつぞこブーツ。この持ち物により、構築全体で重い「ステルスロック」+水オーガポンやイダイトウの構築に強く出ることが出来、補完枠として完璧な働きを見せてくれた。
ガチグマの前で積み技を打って寝たポケモンの行動を縛る「アンコール」が非常に強力なのでまずこの技を入れることが確定。ここまでの決定事項から、あつぞこブーツを持っているカイリューでオーソドックスな「しんそく」+「じしん」+「はねやすめ」を採用した。
テラスはノーマル。あまり切ることはないが、無難に強い。
オーガポン(かまど)-かまどのめん
特性:かたやぶり→おもかげやどし
性格:ようき
テラス:ほのお
実数値:179-153-111-x-117-166
努力値:188-100-52-x-4-164
技構成:ツタこんぼう/パワーウィップ/じゃれつく/ちょうはつ
HB A200水ウーラオスの「すいりゅうれんだ」+「アクアジェット」瀕死率6.14%
A200水ウーラオスのテラス「すいりゅうれんだ」瀕死率3.3%
S 最速ウーラオス抜きのキュウコン抜き
キョジオーン入りに初手投げする駒且つ、受けループを崩す駒。
ハチマキ水ウーラオスに出し負けしないというのが大事で裏のポケモンを見てから展開を考えていける。「ウッドハンマー」は命中安定だが、ヘイラッシャ、ディンルーに打つときに反動が気になると思ったので「パワーウィップ」にした。
キュウコン入りにも積極的に選出してキュウコンを倒した後に裏に「ちょうはつ」を押すことで展開の阻害も行える。とにかくこの技が偉く、後述のウーラオスを通すためにカイリューを削っておくなど勝ちへの道が見えやすいポケモンだった。
テラスなしでハバタクカミ・ウーラオスに強いのが唯一無二で、サーフゴーに強い顔をしていることから抜くことはできない枠である。
【選出】
・ガチグマ+ハバタクカミ+ウーラオス
ミラーなどのスタンにはこの選出。ハバタクカミ+ウーラオスがスタンに強いのに、初手ポケモンのガチグマが不利を取るポケモンがおらず最強だった。
ミラー勝率は8割を優に超える。
・ガチグマ+パオジアン+ウーラオスorハバタクカミ
パオジアンの刺さりがいい時の選出。パオジアンもハバタクカミと同様カイリューにテラスを切らせることが出来るのでパオジアン+ウーラオスの選出も強い。
ラティオス絡みにはハバタクカミとパオジアンを投げることで拘りラティオスの一貫を切ることが出来る。
・ガチグマ+カイリュー+ウーラオスorハバタクカミ
どくびしパへの選出。
ガチグマで初手テラスをして「どくびし」を撒かれたらカイリューとガチグマでサイクルを回してじっくりと対戦をする。20分コースになることが大半で、選出時にそれがわかっているのであれば、回復できるウーラオスを優先的に選出する。
【重いポケモン】
・タケルライコ
構築のエースであるウーラオスが完全に不利を取る。
「めいそう」を積まれてしまうとガチグマもハバタクカミも不利になってしまうのでかなりきつい。
・アシレーヌ
対面勝てるポケモンがオーガポンしかいない。ガチグマにテラスを切って頑張ることが多かったが、「サイコノイズ」を所持していた場合一方的に倒されてしまうのがきつい。
【結果】
S14 TN バイオレット 最終7位 R2218 86-32
S15 TN スカーレット 最終10位 R2207 73-19
TN バイオレット 最終17位 R2184
S16 TN Reamstroha 最終95位
【最後に】
同じ構築を3シーズン(軸はレギュEの時からあったのでその時から含めると4シーズン)使用し続けられたのはとてもいい経験でした。完成度の高い構築は知られなければ勝ち続けることが出来ると実感しました。また、同じ構築を使い続けると、人の性能もどんどん上がっていくのでプレミが非常に少ない三か月間だったと思います。
結果として8割近い勝率で2200に行くこともできたので、取り組み方に間違いはなかったと確信しています。
S16は大ゴケしてしまったので、悔しい気持ちがかなり大きいです。改めて数字を並べてみると安定して強いが、パッとしないというのが感想なので、これからのシーズンで一桁前半のような印象に残る順位を取れるように努力を続けていきたいと思います。
S12使用構築【最終30位】
S12お疲れ様でした。
前期の結果と変わらず振るわない最後となってしまいましたが、もう同じ構築を使うこともないため、公開します。
【使用構築】
【構築経緯】
相も変わらずガチグマの倒し方がわからなかったので、一番わかりやすい「カタストロフィ」+高火力特殊技で倒すことにした。「カタストロフィ」を打てるポケモンの中でも、耐久が異常で「ステルスロック」も撒けるディンルーと「ステルスロック」がある状態で相手を縛りやすいこだわりメガネハバタクカミを選んでこれを軸とした。
この二体だとディンルーに抜群をとってくる物理やディンルーが削られた後の「りゅうのまい」カイリューが非常に重かったので、そこに対する抑止力と選出画面での圧力も評価してヘイラッシャを採用した。
この3体は変更せずに微調整を重ねて構築が完成した。
【構築詳細】
ディンルー-オボンのみ
特性:わざわいのうつわ
性格:わんぱく
テラス:どく
実数値:261-130-184-x-111-65
努力値:244-0-180-x-84-0
技構成:じしん/カタストロフィ/ステルスロック/ふきとばし
殆どの対戦で初手に出してテラスを切って行動する。
HBにここまで振ることでオーガポンやこだわりハチマキを持った水ウーラオスに対する行動回数を増やすことが出来る。
「ステルスロック」を撒くことが裏のポケモンにとって非常に重要なので、基本的には優先するが、ディンルーのHPを残さないといけない場面もあったので選択が難しいポケモンだと感じた。
テラスはオーガポンに弱点を突かれず、ハバタクカミに滅法強くなれる毒で採用した。
カイリュー-あつぞこブーツ
特性:マルチスケイル
性格:いじっぱり
テラス:ノーマル
実数値:197-198-115-x-128-100
努力値:244-204-0-x-60-0
技構成:しんそく/ドラゴンテール/アイアンヘッド/はねやすめ
HD C198こだわりメガネハバタクカミのテラス「ムーンフォース」を確定耐え
(C205の場合、81.2%で耐え)
A 11n
カイリュー枠。
ランドロスやカバルドンにサイクル出来るようにするため、あつぞこブーツを持たせた型で採用した。
「ドラゴンテール」は「ステルスロック」と合わせて相手を削り裏の特殊エースの圏内に入れることが出来る。「アイアンヘッド」は、「ドラゴンテール」を無効にしてくるハバタクカミやフェアリーテラスに有効で、「はねやすめ」も性能を担保するために採用。
「しんそく」は自分で削った相手を削りきることが出来たり、読まれづらい高火力先制技で相手の虚をついて対戦に勝つこともよくあった。
あつぞこブーツを持ったカイリューがガチグマ入り以外のステロを撒いてくる構築にかなり強く、相手のプランを崩せるので積極的に選出した。
テラスは「しんそく」の火力を上げて、テラスした後でも裏のサーフゴーと相性のいいノーマルで採用した。
サーフゴー-ゴツゴツメット
特性:おうごんのからだ
性格:ずぶとい
テラス:みず
実数値:193-x-158-153-111-109
努力値:244-x-228-0-0-36
技構成:たたりめ/ゴールドラッシュ/でんじは/じこさいせい
S 麻痺状態の+1最速カイリュー抜き
HB 余り全部
固めのサイクル構築に対してディンルー、カイリューと一緒に選出する。
元の特性で受けポケモンには非常に強いので、「でんじは」とHB振りによって、なるべく相手の対面駒に強くなれるようにした。
また、ディンルーを初手に出した際非常に重くなるキノガッサが相手の構築にいたら出さなければいけない。
テラスは弱点が少なく、水ウーラオスに押し切られることを防ぐ水で採用した。
ヘイラッシャ-たべのこし
特性:てんねん
性格:のんき
テラス:フェアリー
実数値:257-120-176-x-60-45
努力値-252-0-196-x-60-0(個体値22)
技構成:ウェーブタックル/あくび/ねむる/まもる
D C187こだわりメガネハバタクカミのテラス「ムーンフォース」を確定耐え
B 11n
S Sを落としたガチグマに対してトリル下で上から動けるように
物理受けの王。
カイリュー・パオジアン・ウーラオスに強く、軸になっている二体の補佐が出来るポケモン。「ステルスロック」との相性も非常に良い。
このポケモンのおかげで相手のパオジアンに電気テラスを切らせる展開が多くあり、カイリューやガチグマに対して裏のハバタクカミが動きやすくなっていた。「みがわり」を持ったウーラオスにTODの道を残すため、「ねむる」を採用した。
悪テラスこだわりハチマキパオジアンに強く出れて、弱点が少ないフェアリーテラスで採用した。
ハバタクカミ-こだわりメガネ
特性:こだいかっせい
性格:ひかえめ
テラス:フェアリー
実数値:131-x-90-187-156-189
努力値:4-x-116-252-4-132
技構成:ムーンフォース/シャドーボール/パワージェム/サイコショック
HB A189パオジアンの「ふいうち」を最高乱数切り耐え
C ぶっぱ
S 最速トドロクツキ抜き
今回の構築のエース。
ディンルーやカイリュー、ヘイラッシャのサポートを受けて相手を削りきるのが役割。ガチグマに非常に強く、「カタストロフィ」との削りと合わせて相手に縛られているノーマルテラスは「ムーンフォース」で落とせる、毒テラスは一回攻撃を耐えれるので基本的には打ち勝つことが出来た。
最速トドロクツキ抜きにSを設定することで、準速の135族を抜いて行動することが出来、とても偉かった。
耐久を最低限まで削って、CSをベースにしたことで上から動ける火力のとんでもないポケモンになっておりS12の構築のほとんどに居た。間違いなく最強だった。
イーユイ-こだわりスカーフ
特性:わざわいのたま
性格:ひかえめ
テラス:ゴースト
実数値:131-x-100-205-140-152
努力値:4-x-0-252-x-252
技構成:オーバーヒート/かえんほうしゃ/あくのはどう/サイコキネシス
サーフゴーがここまで非常に重かったので見た目も性能も強く、抜きエースともなれるので採用。ディンルーの「ふきとばし」や、カイリューの「ドラゴンテール」と相性が良く、ブーストエナジーを流して倒すことが出来た。
ヘイラッシャがサーフゴーを強烈に呼ぶのでサーフゴー入りの構築に投げると刺さりが良かった。
【選出】
・ディンルー+ヘイラッシャ+ハバタクカミ
サーフゴーがいないガチグマ入りに対する選出。
この選出が出来た時の勝率は高かった。ディンルーでテラスを切って行動し、ヘイラッシャとハバタクカミで詰めるのが基本。
・ディンルー+カイリュー+ハバタクカミ
ランドロス入りなどステロ構築に対する選出。
ディンルー対面「ステルスロック」をされるのは構わないので、削ってカイリューを生かして対戦をする。
・ディンルー+カイリュー+サーフゴーorイーユイ
チオンジェンやキョジオーン入りに対する選出。
「ステルスロック」+「ドラゴンテール」で相手を削ってイーユイやサーフゴーを通す。
【結果】
TN Nornis 最終30位 R2116
バンビーさんも同じ構築を使用しました。
TN バイオレット 最終17位 R2132
【最後に】
二期連続悔しい結果となってしまいました。
レギュCの亡霊のような構築になりましたが、そこそこ強かったです。
レギュEで一桁とっていないので次のシーズンまたしっかりと構築を考えて、最終日に臨みたいです。
S11使用構築【最終28位】
S11お疲れさまでした。
レギュレーションE最初のシーズンは悔しい結果となりましたが、まずまずの順位ではあるので構築記事を残します。
【使用構築】
【構築経緯】
新しく環境入りしたガチグマを相手にする時、「受ける」という行為が非常に難しいと感じたので対面構築を使用することにした。
S10で結果を残していたうわっきーさんの対面構築がかなり美しく、S11の環境でもまだまだやれたので細部を調整し、軸をまるごとお借りした。
【S10最終8位】無双カミウーラ - Origin Regression (hatenablog.com)
ヘイラッシャに対する選出を少しでも増やすためにオーガポン、受け構築に勝つために、「ちょうはつ」をもったガチグマを入れて構築完成とした。
【構築詳細】
ガチグマ(アカツキ)-たべのこし
特性:しんがん
性格:ずぶとい
テラス:どく
実数値:220-x-155-156-97-92
努力値:252-x-4-4-92-156
技構成:ハイパーボイス/めいそう/ちょうはつ/つきのひかり
相手への圧力が高く、受け崩しが出来る枠。
として採用したが、受けループには「じわれ」を数回打たれることや、キョジオーンやチオンジェンを出してこない構築がかなりの数いたので選出してしまうと対面選出に押されてしまうことが多かった。この枠を煮詰められなかったのが敗因と言える。
カイリュー-いかさまダイス
特性:マルチスケイル
性格:いじっぱり
テラス:はがね
実数値:175-204-116-x-121-123
努力値:68-252-4-x-4-180
技構成:スケイルショット/しんそく/けたぐり/アイアンヘッド
初手から出しても裏から出しても相当強かった枠。
特に、ガチグマ入りの構築に対しては「けたぐり」が強い。構築にガチグマが入っている影響からか、チョッキガチグマが初手に来ることが非常に多く「けたぐり」で大きく削り有利な対戦をすることができた。
「スケイルショット」は相手の対面駒に強い技で一体倒して少し削るという動きが容易に出来た。
オーガポン(かまど)-かまどのめん
特性:かたやぶり→おもかげやどし
性格:いじっぱり
テラス:ほのお
実数値:183-168-125-x-117-133
努力値:220-100-164-x-4-20
技構成:ツタこんぼう/ウッドホーン/がんせきふうじ/でんこうせっか
対面構築に必要な持ち物を消費しないで対面性能が担保されていたので採用。
ヘイラッシャ入りやガチグマがいる構築に出した。
このポケモンを入れるまでテツノツツミが非常に重かったので、相手の構築にいたら選出するように心がけていた。
同じようにサーフゴーも重いが、このポケモンを含め、すべてのポケモンが睨みを利かせているため顔採用な面もある。
パオジアン-きあいのタスキ
特性:わざわいのつるぎ
性格:いじっぱり
テラス:でんき
実数値:155-189-101-x-85-187
努力値:0-252-4-x-0-252
技構成:つららおとし/うっぷんばらし/こおりのつぶて/テラバースト
最強の対面駒。
ヘイラッシャ、水ウーラオス、ドヒドイデなどに抗うため電気テラバーストでの採用。カイリューにテラスを切らせて裏のウーラオスで倒すというムーブが非常に強かった。
「うっぷんばらし」はあまえるハバタクカミに勝てるようになり、とても強かった。
ハバタクカミ-ブーストエナジー
特性:こだいかっせい
性格:ずぶとい
テラス:ほのお
実数値:162-x-117-155-155-156
努力値:252-x-252-0-0-4
技構成:ムーンフォース/シャドーボール/ちょうはつ/いたみわけ
相手の構築にステロ撒きがいたら初手に出す枠。
「ちょうはつ」でステルスロックや状態異常技を拒否し、「いたみわけ」で場持ちをよくしつつ、相手を削ることで展開を阻止し、裏の圏内に入れることが出来た。
ウーラオス(れんげきのかた)-パンチグローブ
特性:ふかしのこぶし
性格:いじっぱり
テラス:どく
実数値:197-200-130-x-81-118
努力値:172-252-76-x-4-4
技構成:すいりゅうれんだ/ドレインパンチ/アクアジェット/つるぎのまい
対面性能と崩し性能を兼ね備えたポケモン。
この技構成は崩しも行える最強の技構成だが、カイリューに対して有効打がないという致命的な弱点がある。しかし、対面選出をする際に他のポケモンがカイリューのテラスを切らせることが出来るので先制技で削られたとしても「ドレインパンチ」で回復し、最後の一匹と対面することが出来た。(パオジアンの「つららおとし」、ハバタクカミの「ムーンフォース」、オーガポンの「がんせきふうじ」、カイリューの「スケイルショット」)
このポケモンを通せるかをまず考えて、水タイプ高耐久などの大きな障壁がない限りは大体選出していた。
【選出】
・(カイリュー・パオジアン・オーガポン)から2体+ウーラオス
ステロ撒きがいない構築への対面選出。
・ハバタクカミ+カイリューorオーガポンorパオジアン+ウーラオス
ステロ撒きがいる構築への対面選出。
【結果】
TN Flash 最終28位 R2150
【最後に】
軸が強かっただけに補完枠を詰め切れなかったのが残念です。
キョジオーンやチオンジェンを見た瞬間に選出が歪んでしまって取りこぼしていたので、そのような多少メタ外な構築に対してもしっかりと勝てるように構築を組みたいと思いました。
レギュD構築記事 【S8最終5位 R2175/S9最終24位】
レギュDお疲れ様でした。
S8.9.10と使い、8.9は結果が出て10はキョジオーン対策にボコボコにされた構築です。
シリーズの変更に伴い公開します。
【使用構築】
【構築経緯】
シーズン序盤から色々なポケモンを試していく中で、パオジアンとウーラオス、ディンルーへの安定した初手とサイクル構築への崩しという二つの解答を構築内に用意することが非常に困難であると感じた。
そこでテラス込みで初手性能とサイクル破壊性能を併せ持つキョジオーンと剣舞ウーラオスや火炎玉根性ガチグマなどの強力な崩しに対して有効なHB「アンコール」カイリューを採用しこれを軸とした。
キョジオーン+カイリューを使う上で最初に障害となるのはおんみつマントを持ったサーフゴーだったのでそこに対する回答としてとつげきチョッキヒードランを採用した。
ここまでで重いテツノツツミに対して一度後出しが効き縛ることができるこだわりスカーフハバタクカミを採用。
上記4体を確定とし、ラスト2体は環境によって変更していた。
【構築詳細】
キョジオーン-たべのこし
特性:きよめのしお
性格:わんぱく
テラス:どく
実数値:207-120-198-x-110-58
努力値:252-0-236-x-0-20
技構成:しおづけ/みがわり/まもる/じこさいせい
・B 11nでなるべく高く
・S 余り
サイクル構築で受けることが難しいパオジアンとハバタクカミに対して強い駒。
特に型が多様化しているハバタクカミは受けることが難しいのでキョジオーン軸に選出されるこだわりメガネを持った型と「めいそう」+「みがわり」を持った型に対して強いテラスタイプと技構成を選定した。
パオジアンがいない構築以外は極力選出し、きついポケモンに当たってしまった場合は常にTODを頭に入れながら対戦していた。
カイリュー-ゴツゴツメット
特性:マルチスケイル
性格:わんぱく
テラス:フェアリー
実数値:197-154-154-x-120-109
努力値:244-0-196-x-0-68
技構成:しんそく/じしん/アンコール/はねやすめ
・HB なるべく高く
・S ヒードランやクレセリアを抜けてればいいな程度
キョジオーンを使っていく上でまず気になったのが「つるぎのまい」を所持しているウーラオスだったのでテラス「しおづけ」を押した後に粘って流すor処理することが出来るHBカイリューを採用した。
相手の「りゅうのまい」+「はねやすめ」カイリューはキョジオーンでは処理ができない且つおんみつマントを持っているとキョジオーンに対して後出しされてTODの展開にならずに負けてしまうことが多かったのでそこに強いゴツゴツメット+「アンコール」を持たせた。
ゴツゴツメットはパンチグローブを持っていないウーラオスを削ることができ、「アンコール」は無視できない数いた「みがわり」+「ビルドアップ」のランドロスの起点回避などで役立ってくれた。
ヒードラン-とつげきチョッキ
特性:もらいび
性格:ひかえめ
テラス:くさ
実数値:183-x-126-187-126-125
努力値:132-x-0-156-0-220
技構成:マグマストーム/ラスカーカノン/だいちのちから/テラバースト
・S 準速キノガッサ+3
・C 11n
受けよりな対サーフゴー枠として採用。
後述するウーラオスは相手の行動次第で1サイクルしか回せない可能性があるが、ヒードランは数回サイクルが出来る。
テラスタイプはキョジオーン軸を使う上で相手のチオンジェンが処理しづらくなることは分かっていたので草とした。さらに「テラバースト」を採用することで他の技で対応できない水テラスサーフゴーも対応することができた。
元のタイプがハバタクカミに強いのでキョジオーンを出さない選出ができるようになり選出幅が広がったのでかなり良い補完枠だったと思う。
ハバタクカミ-こだわりスカーフ
特性:こだいかっせい
性格:ひかえめ
テラス:フェアリー
実数値:159-x-75-198-155-166
努力値:228-x-0-196-0-84
技構成:ムンフォース/シャドーボール/パワージェム/ほろびのうた
・C 「ムーンフォース」でテツノツツミを確定一発
・H テツノツツミの「ハイドロポンプ」2回を高乱数で耐えるために高く
相手の構築にテツノツツミが見えたら選出していた。
バトン構築やオニゴーリに対してやキョジオーンとの「まもる」と併せた最後の詰めとしての「ほろびのうた」が構築とマッチしていた。
今回の構築はキョジオーン+カイリューが絶対選出ではなかったため通りがいい構築には積極的に投げてスイープ役になってもらっていた。
(S8.9)
ウーラオス-こだわりハチマキ
特性:ふかしのこぶし
性格:いじっぱり
テラス:あく
実数値:175-200-121-x-80-149
努力値:0-252-4-x-0-252
技構成:あんこくきょうだ/インファイト/ふいうち/とんぼがえり
・AS
攻めよりな対サーフゴー枠として採用。
1サイクルしか回せない代わりに飛び抜けた破壊性能で裏まで破壊する。
飛行テラス以外のカイリューにも相当強いのでキョジオーン+カイリューで選出が足りている時には積極的に選出した。
構築で重めな霊獣ボルトロスが相手の構築にいる場合は、初手に出てくる可能性が非常に高かったのでテラス「ふいうち」で処理していた。
(S10)
悪ウーラオス-くろいメガネをキョジオーンの崩し枠として採用していた。
テツノツツミ-きあいのタスキ(S8)・こだわりメガネ(S9)
特性:クォークチャージ
性格:おくびょう
テラス:ゴースト(S8)・こおり(S9)
実数値:131-90-135-176-80-206
努力値:0-0-4-252-0-252
・CS
水ウーラオス、パオジアン、ディンルーに強い初手駒として採用。
最終盤は相手の構築にサーフゴーが増えたのと、命中不安が信用できなかったので選出回数が減っていったが、選出圧力の面で活躍してくれていたと思う。
特にハバタクカミを呼んでくれるのとツツミバックアンコールの択の押し付けが強く、キョジオーンでサイクルをする際にとても楽になっていたと感じることが多々あった。
(S10)
パオジアン-こだわりハチマキを使用し、命中安定でオーガポンを破壊していた。
【選出】
キョジオーン+カイリュー@1
【結果】
S8 TN Soiree 最終5位 R2175
S9 TN Hypnotize 最終24位
S10 TN Void 最終117位
【最後に】
S8.9はそこそこな結果が出せたが、S10はキョジオーガポンの大流行により対策が進み、今までの構築では通用しなくなってしまっていた。そこに気づかず最終日を迎えてしまったことが敗因なので、これからは同じ軸を握るとしても環境にあっているかどうかを見極めて構築を使用するかどうかを決める必要があると感じた。
ともあれS8の結果は満足できるものであり、3か月間同じ軸を使用し続けたのはいい経験だったので、これからもこのような軸を作れるように頑張りたい。
S5構築記事【最終5位 R2188】
S5お疲れさまでした。
四災環境最初のシーズンで最終一桁を獲得できたので構築記事を書きたいと思います。
【使用構築】
【構築経緯】
キョジオーン+カイリュー+テツノドクガが強いと感じ、軸として採用。
最初はテツノドクガの型を「どくびし」型にしていたが、パワーが足りなかったので前期結果を残していたCブーストテツノドクガを採用した。
相手のテツノツツミが重すぎたためスカーフハバタクカミを、イーユイが重すぎたためチョッキディンルーを補完として採用。
最後に受け崩しとキョジオーンvsおんみつマントサーフゴーの対面で「ゴールドラッシュ」が押されないことから裏まで全て破壊できるこだわりハチマキパオジアンを採用して構築が完成した。
【構築詳細】※採用順
キョジオーン-たべのこし
特性:きよめのしお
性格:わんぱく
テラス:みず
実数値:207-120-187-x-123-55
努力値:252-0-156-x-100-0
技構成:しおづけ/ヘビーボンバー/まもる/じこさいせい
・HB テラス時陽気珠パオジアンの「つららおとし」+「電気テラバースト」を99.6%で耐え
HD テラス時臆病眼鏡テツノツツミの「フリーズドライ」確定耐え
C特化ハバタクカミの眼鏡テラス「ムーンフォース」を87.5%耐え
初手のパオジアンに行動できる枠。
相手の「みがわり」ハバタクカミが重すぎたためヘビーボンバーを採用。
結果的にミミッキュやハバタクカミをワンパン出来たので入れて正解だった。
ほぼすべての対戦で初手に出してきつい対面はテラスタルしていた。
一撃技とみがわりが多すぎてきつかったが裏で対応することが出来た。
カイリュー-あつぞこブーツ
特性:マルチスケイル
性格:いじっぱり
テラス:ノーマル
実数値:197-204-117-x-120-100
努力値:244-252-12-x-0-0
技構成:しんそく/じしん/アンコール/はねやすめ
・HAぶっぱ
キョジオーンからの引き先として採用。
キョジオーンを使う上で課題だったのがテツノカイナやイルカマンなどの「みがわり」+積み技の型だった。そこでアンコールを採用することで行動を制限し裏の特殊技で倒すという行動を取っていた。
またキョジオーンで削った後のノーマルテラス「しんそく」がシンプルに強かった。
テツノドクガ-ブーストエナジー
特性:クォークチャージ
性格:ひかえめ
テラス:みず
実数値:177-x-92-180-131-157
努力値:172-x-92-28-4-212
技構成:ほのおのまい/ヘドロウェーブ/テラバースト/みがわり
・HB 鉢巻カイリューのテラス「しんそく」を最高乱数以外耐え
みがわりが一致「イカサマ」を56.3%で耐え
C 10n
S 最速コノヨザル抜き
特殊エースとして採用。最終盤に増えていたチオンジェン+毒タイプに積極的に出していく。またキョジオーンに対してもテラスして「みがわり」を押すことでテンポを取ることが出来た。元々はおんみつマントサーフゴーの為に採用したが裏のカイリューで止まることとサーフゴーとハバタクカミの「サイコショック」の所持率が異常に高かったのでスタンダートな構築に選出することは少なかった。
ハバタクカミ-こだわりスカーフ
特性:ブーストエナジー
性格:ひかえめ
テラス:フェアリー
実数値:159-x-86-198-155-155
努力値:228-x-84-196-0-0
技構成:ムーンフォース/シャドーボール/パワージェム/ほろびのうた
・HB 鉢巻カイリューの「じしん」確定耐え
HD 臆病眼鏡テツノツツミの「フリーズドライ」+水テラス「ハイドロポンプ」を87.3%で耐え
相手の構築にテツノツツミが見えたら選出していた。
たまに当たるクエスパトラや最後の詰めに「ほろびのうた」が強く構築とかみ合っていた。ただ、キョジオーン+カイリューと投げると相手のハバタクカミやサーフゴーのケアが利きづらいため選出率は低め。
ディンルー-とつげきチョッキ
特性:わざわいのうつわ
性格:いじっぱり
テラス:でんき
実数値:239-178-146-x-114-75
努力値:68-252-4-x-108-76
技構成:じしん/カタストロフィ/ヘビーボンバー/テラバースト
・H 16n-1
A 特化
HD 臆病テツノツツミの「ハイドロポンプ」確定3発
C特化ハバタクカミの「ムーンフォース」確定3発
S 余り
イーユイ対策枠として採用。
相手のおんみつマントサーフゴーがひこうテラスとみずテラスしかいなかったので後出しから勝てるようにでんきテラスで採用した。
特殊方面は鬼のように固くイーユイ+テツノツツミのようなきつい構築にも投げていた。
パオジアン-こだわりハチマキ
特性:わざわいのつるぎ
性格:いじっぱり
テラス:あく
実数値:155-188-110-x-85-179
努力値:0-244-76-x-0-188
技構成:つららおとし/かみくだく/こおりのつぶて/ふいうち
・B ディンルーの無振り「じしん」を89.1%で2発耐える
S 最速110族抜き
A 余り
最終日に入ってきた災厄の破壊枠。
おんみつマントサーフゴーに後出しして悪テラス「かみくだく」で裏ごと破壊してくれた。また、リーチが長すぎる「こおりのつぶて」がハバタクカミを筆頭にキョジオーンが削り残したポケモンを削りきってくれた。
【選出】
キョジオーン+カイリュー@1
@1の枠は相手の構築によって決める。
【結果】
TN Specter 最終5位 R2188
【最後に】
SVで初めて最終一桁を取れてとても嬉しいです。
7:20から鬼の10連勝できたのは素直に自分を褒めたいです。
シーズン中盤から同じ軸を使い続けられたのはとてもいい経験でした。
また次のシーズンも頑張ります。
S35構築記事【最終8位】
S35お疲れ様でした。
最後のシーズンで最終一桁まで行けたので記念に構築記事を書きます。
【使用構築】
【構築経緯】
初手で「でんじは」+「ステルスロック」をした後にダイマを切り、相手のダイマックスに対してS操作した後にガチ特化ザシアンで締めるという形がシンプルに強かったためそこから構築を考えた。
初手枠に一番出し負けが少ないディアルガを採用し、黒バドレックスとザシアンまで確定させた。相手のステロバドザシに対して同速を仕掛けるのはしょうもないので抗えるとつげきチョッキカイオーガを採用。相手にグラードンがいる時にセットで選出するランドロス、初手ダイマ+襷+ザシアンを強くするためマーシャドーを入れて完成した。
【構築詳細】※採用順
ディアルガ-ヨプのみ
特性:プレッシャー
性格:おだやか
実数値:207-x-142-171-161-114
努力値:252-x-12-4-212-28
技構成:れいとうビーム/だいちのちから/でんじは/ステルスロック
・H-D 特化ディアルガの珠ダイアースを最高乱数切り耐え
H-B 特化イベルタルの珠ダイアークを81.3%耐え
S 麻痺下準速イベルタル抜き
乱数を甘えすぎたディアルガ。
初手に投げて「でんじは」+「ステルスロック」を撒いて仕事完了。
初手に投げるステロ撒きとしてディアルガ、カイオーガ、イベルタルに最低限行動できるのが唯一無二の性能だった。
ザシアン(けんのおう)-くちたけん
特性:ふとうのけん
性格:いじっぱり
実数値:199-244-136-x-135-168
努力値:252-252-4-x-0-0
技構成:きょじゅうざん/じゃれつく/ワイルドボルト/でんこうせっか
・H 振り切り
A ガチ特化
基本的に後ろから投げるためステロと合わせてリーチを最大限伸ばせるガチ特化で採用。また、ラス1ミラーでS勝負をするのはくだらないのでH振り切りとした。
「じゃれつく」は増えていたジガルデに打つ技として、「ワイルドボルト」はホウオウ、カイオーガに打つ技として採用した。
特筆することはないが、ガチ特化はガチ最強だった。
バドレックス(こくばじょうのすがた)-こだわりスカーフ
特性:じんばいったい
性格:ひかえめ
実数値:175-x-131-224-120-185
努力値:0-x-244-148-0-116
技構成:アストラルビット/サイコショック/はかいこうせん/こわいかお
・B ようきマーシャドーの「シャドースチール」確定耐え
S ダイマ時相手のザシアンを抜いてそうなライン
C あまり
ステロを撒いてからのエースとして採用。
イベルタルに対してはダイアタックを打つことで裏のザシアンで縛れるようになる。
この調整をすることでディアルガが「ステルスロック」を打つタイミングでマーシャドーに引かれたとしても切り返すことができる。
ダイウォール枠はトリックを全く打たなかったのでS+1された後でもザシアンで切り返せるように「こわいかお」を採用した。
ランドロス(霊獣)-いのちのたま
特性:いかく
性格:ようき
実数値:165-197-110-x-100-157
努力値:4-252-0-x-0-252
技構成:じしん/そらをとぶ/がんせきふうじ/つるぎのまい
・AS振り切り
初手にディアルガを投げる上での一番の弊害がグラードンだったため引き先になれる珠ダイジェッターとして採用。
ステロ展開の構築に求められる珠ポケモンは、「ホウオウナットレイを破壊できること」と「ダイマ時ザシアンを一撃で倒せるポケモン」だと考えたのでランドロス以外に候補がいなかった。
カイオーガ-とつげきチョッキ
特性:あめふらし
性格:ひかえめ
実数値:187-x-110-220-160-133
努力値:92-x-0-236-0-180
技構成:しおふき/こんげんのはどう/かみなり/こごえるかぜ
・C ザシアンへの乱数が変わらないライン
S 大体のルギアを抜いてそうなライン
H あまり
相手のステロバドザシが止まらないのでチョッキ持ちのカイオーガを採用。
相手のオーガにも強く、初手ダイマしても最低限の性能はあるので構築にあっていた。
「こんげんのはどう」は削れた後の水技として一番火力の高い技として採用したが、これのおかげで多分3試合くらい拾った。威力は正義。
マーシャドー-きあいのタスキ
特性:テクニシャン
性格:いじっぱり
実数値:165-177-101-x-110-177
努力値:0-252-4-x-0-252
技構成:シャドースチール/インファイト/がんせきふうじ/かげうち
・AS振り切り
最強のタスキ枠。
初手ダイマザシアン襷をする際に相手のザシアンと黒バドレックスに打ち負けないのが素晴らしかった。また、増えていたジガルデに対して能力上昇を切り返したり「かげうち」で相手のザシアンをザシアンの「きょじゅうざん」圏内にいれたりとこのポケモンにしかできないことが多すぎた。
【選出】
1.ディアルガ+ザシアン+ダイマ枠
2.ダイマ枠+ザシアン+マーシャドー
【結果】
TN Lullaby* 最終8位 2048
【最後に】
最後のシーズンで最終一桁取れて本当に嬉しいです。
剣盾最高のゲームでした!お疲れ様でした。