S19使用構築【最終5位/6位 R2170/2165】

S19お疲れ様でした。
伝説環境で初めていい結果を残すことが出来たので、公開します。
バンビーさんも同じ構築を使用し、2人でいい成績を残すことが出来ました。構築の強さを証明できる結果になったと思います。是非最後まで見てください。

【使用構築】


【構築経緯】
S19はミライドンを使いたいと思い、ずっと構築を考えていた。
様々な型を使った結果、相手の上から行動が出来、周りの削りと合わせて一貫を作る動きがしやすいこだわりスカーフ型で採用。
ミライドンが呼ぶ地面タイプに強く、相手に負荷をかけていけるパオジアンも採用。地面タイプに受けだすことが多かったのできあいのタスキではなく、こだわりハチマキを持たせた。
次に相手の特殊禁伝に受けだせる駒としてディンルーを採用。
ここまでで重いコライドンとザシアンに対して投げるキョジオーン、その物理禁伝の周辺にいるハバタクカミ、ガチグマに強いアーマーガアを採用。
水テラスキョジオーンだけでは「つるぎのまい」コライドンに対して不安が残ったのでハバタクカミを入れて完成とした。

【構築詳細】


ミライドン-こだわりスカーフ
特性:ハドロンエンジン
性格:ひかえめ
テラス:みず
実数値:203-x-121-205-136-159
努力値:220-x-4-252-4-28
技構成:イナズマドライブ/りゅうせいぐん/テラバースト/ボルトチェンジ

C ガチ特化
S 準速テツノワダチ抜き
HB パオジアンの+2「ふいうち」確定耐え
      ウーラオス水の特化こだわりハチマキ「インファイト」確定耐え
HD C205ミライドンのテラス「マジカルシャイン」62.5%で耐え(目安)

構築の軸。
後出しからの対処が非常に難しい黒バドレックスを上から縛れるこだわりスカーフ持ち。ミライドンを軸にすることで相手の選出が分かりやすく、プレイングが見えやすかった。
地面タイプを縛りやすく、パオジアンの氷技に耐性を付けられる水テラス。最終盤に増えていたテツノワダチに非常に強く、環境と噛み合っていたように感じる。「テラバースト」を一貫させる立ち回りや、先に地面を崩した後に「イナズマドライブ」を通すなど立ち回りの幅が増える技だった。
ここまで耐久に振ることでほかのポケモンから後出しする選択肢が生まれ、その後ミライドンの圧倒的火力を押し付ける動きが強かった。
構築をサイクル構築にすることで後ろからミライドンを展開することが出来、相手にテラスを吐かせたり、数を減らすことでこだわりミライドンの弱点である択の場面を減らしやすかったと思う。
技選択は非常に難しいが、強くてかっこよくて使いやすい最高のポケモンだった。

パオジアン-こだわりハチマキ
特性:わざわいのつるぎ
性格:いじっぱり
テラス:あく
実数値:155-189-118-x-85-170
努力値:0-252-140-x-0-116
技構成:つららおとし/かみくだく/こおりのつぶて/ふいうち

A ガチ特化
S とつげきチョッキミライドンを抜けていそうなライン
B 地面に後出しする機会が多いため余り全て

ミライドンの相棒。
「パオジアンで地面にテラスを切らせる」、「パオジアンで地面を倒す」の両方でミライドンの通りをよくすることが出来る。また、ミライドンが重い「めいそう」でDを上げてくるルギア、ルナアーラなどに超火力物理で破壊することが出来る。
サイクル有利を作りやすくするためにAは特化しBにも振った。これによって地面タイプへの受けだし回数を増やし、受けることが難しい火力を押し付けることが出来た。後述するキョジオーンを合わせた時は、数的有利を取った後にTODの勝ち筋を作りやすかった。
テラスは地面の裏に水がいるときにテラス込みで圧力をかけやすいように悪。
今までの構築で入っていることが多いポケモンだったので非常に使いやすかった。

ハバタクカミ-きあいのタスキ
特性:こだいかっせい
性格:おくびょう
テラス:ノーマル
実数値:131-x-75-187-155-205
努力値:4-x-0-252-0-252
技構成:ムーンフォース/シャドーボール/ほろびのうた/まもる

S 最速コライドンに同速勝負が出来るように最速

対コライドンポケモン
キョジオーンや、ミライドンの水テラスと合わせることでコライドンの技の一貫を切ることが出来る。
ムーンフォース」は確定。テラスしたコライドンにダメージを稼ぐために「シャドーボール」。残り二つの技は、「こごえるかぜ」や「ちょうはつ」など色々な技を試したが、数的有利を取って、襷が残っていたり、裏が倒されない時に確実な勝利を手にすることが出来る「ほろびのうた」+「まもる」にした。この二つの技が非常に偉く、コライドン以外の構築に出した場合でも役割を見出すことが出来た。また、キョジオーンの「しおづけ」や「まもる」とも相性が良く、構築に噛み合っていた。
相手の構築にディンルーがいる場合は、崩すためにパオジアンを選出することが多いが、それ以外の地面枠の場合は、カイリューやウーラオスの技の一貫を切ることが出来るので積極的に選出した。
テラスはあまり切る機会はないが、黒バドレックスやルナアーラの一致技を無効にできるノーマル。びっくりさせることは出来たかなと思う。

キョジオーン-たべのこし
特性:きよめのしお
性格:わんぱく
テラス:みず
実数値:207-120-198-x-110-58
努力値:252-0-236-x-0-20
技構成:しおづけ/みがわり/まもる/じこさいせい

B 11n
S 余り(同族意識

コライドン、ザシアンに初手から展開を作っていく塩。
テラス込みで物理禁伝にかなり強く出ることが出来る。ミライドンが動きづらい禁伝に強く相性が良かった。数は減っていたがホウオウにも強いのが評価点。
久しぶりのキョジオーンだったが、「しおづけタイミング」の勘は衰えていなく、サイクルを有利に運ぶことが出来た。「みがわり」を入れることでミライドン、パオジアンの超火力で数的有利を取った後にTODをすることが出来、こだわりポケモンの弱みである積みポケモンにも対処できた。
テラスは物理禁伝に強くなれる水。コライドンにはキョジオーン+ハバタクカミで定数ダメージを稼ぎながら突破することを考えていたが、最終盤に電気テラスが増えていたのは誤算だった。晴れを枯らす程度に粘ることは出来るので即負けというわけではないがかなり厳しい戦いを強いられた。


アーマーガア-オボンのみ
特性:プレッシャー
性格:なまいき
テラス:ほのお
実数値:205-107-126-x-150-64
努力値:252-0-4-x-252-0
技構成:アイアンヘッド/とんぼがえり/ちょうはつ/はねやすめ

HD 特殊を相手にするので特化

キョジオーンの相棒。
コライドン、ザシアン軸をキョジオーンで見ようとするとガチグマとハバタクカミが重かったので対策として採用。ミライドンとの相性も良かったので、使ってみたらかなり良い使用感だった。
特性のプレッシャーがかなり偉く、伝説の技は強力すぎるが故にPPが少ないので枯らすことが出来た。これが特に活きるのがテラパゴスで、「ちょうはつ」と合わせることで、「テラスを強要しながらPPを減らす」ということが可能である。
特段強いポケモンではなかったが、構築には欠かせない最後のピースだったと思う。
テラスは炎。あまり切らないので言うこともない。


ディンルー-とつげきチョッキ
特性:わざわいのうつわ
性格:いじっぱり
テラス:フェアリー
実数値:231-178-146-x-129-68

技構成:じしん/カタストロフィ/がんせきふうじ/テラバースト

A 特化
S ミラー意識
D 余り

ミライドン、黒バドレックスに選出するポケモン
圧倒的数値とタイプによりトップメタの禁伝2体に強く出れるのが唯一無二すぎた。「テラバースト」を採用することにより、ディンルーを破壊しにくるパオジアンやウーラオスを逆に倒すことが出来た。「がんせきふうじ」はミライドンとよく組まれているエレキシードオオニューラの飛行テラスをこちらのミライドンと合わせてケアするための技。テラスなしでカイリューを削ることが出来るのも偉い。また、「めいそう」を持っている黒バドレックスは吸収技込みでミライドンで縛ることが出来ないので、S操作してパオジアンで倒す場面がかなりあった。
テラスはフェアリー。「テラバースト」のタイプで一番強く、テラスした後でもミライドンと合わせて相手のミライドンの一貫を切ることが出来る。

【選出】
・対黒バドレックス
ミライドン+ディンルー+パオジアン
対黒バドレックスの選出。ミライドンはS勝ちしていて、パオジアンも高火力先制技を持っているのでバドレックスには非常に強い選出。万遍なく削られた後に「りゅうのまい」を持っているカイリューを出されるとかなり厳しいが、バドレックス+ディンルー+ウーラオスのような選出にはいい勝率が出せていた。

・対ミライドン
ディンルー+ミライドン+パオジアン(ハバタクカミ)
初手にミライドンミラーが出来てしまうと、相手がこだわりスカーフで且つ、フェアリーテラスで敗色濃厚となってしまうのでディンルーを初手に置く。パオジアンやウーラオスが初手に来てしまった場合は、仕方なくディンルーにテラスを切って対処する。相手の型や行動次第で勝ちも負けもあるので、集中して臨むことが重要。相手の地面枠がディンルーじゃない時は、ミライドン、ウーラオスの一貫を切るためにハバタクカミを選出することもある。

・対コライドン
キョジオーン+アーマーガア+ハバタクカミ
「しおづけ」で少しずつ削りながらサイクル有利にしていく。相手を削る手段が「しおづけ」とハバタクカミの攻撃技しかないと思っていいので長い試合になりやすい。

・対ザシアン
キョジオーン+アーマーガア+ミライドン
コライドンと同じように削りながらミライドンの一貫を作っていく。

・対ルギア、ルナアーラ
ディンルー+パオジアン@1
ディンルーで相手を削ってパオジアンを通していく。キラフロルがいるときは基本的にミライドンを投げる。いない時は、刺さってるポケモンを選んで投げる。

・対白バドレックス
パオジアン+キョジオーン@1
白バドレックスに悪テラスパオジアンが非常に強いので初手に合わせていく。ガチグマがいる場合はアーマガアを選出する。それ以外の場合は基本的にミライドンを出す。

【重いポケモン
・電気テラスコライドン/コライドン+アーマーガアに打点がある特殊(フシギバナ、タケルライコ等)
水テラスキョジオーン+ハバタクカミ+アーマーガアに一貫する打点があるので本当に厳しい。

・ミライドンorバドレックス+「りゅうのまいカイリュー
選出がカイリューにかなり薄いので出されると厳しい。アーマーガアとキョジオーンで選出を抑制出来てたら嬉しい。

【結果】
hama    TN スカーレット 最終5位 R2170 77-21
バンビー TN バイオレット 最終6位 R2165

【最後に】
S18は構築の完成度、プレイング共にクオリティが低くいい結果が出なかったのでS19で巻き返すことができてよかったです。キョジオーンを使うシーズンはいい結果が出ることが多いので今期もその流れに乗ることが出来ました。かなり勝率も良く、構築完成度とプレイングを極めた結果かなと思います。特に構築完成度に関しては、1桁が2人ということで、レベルが高いものになりました。
来期以降もこのような結果を残せるように頑張ります。改めてS19お疲れ様でした。